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『いぬのきもち』🐾

皆さん、こんにちは。今日も暑いですね🥵 しっかり熱中症対策をしていきましょう! 

最近、突然の大雨や、ここ数日は大きな地震が続いていますが、ワンちゃん共々、ケガなどされていないでしょうか? 昨日の緊急地震速報で、パニックになってしまったワンちゃんの話を聞きました。皆さんの、ワンちゃんたちは大丈夫だったでしょうか? 

実は、数日前、記録的短時間大雨情報が出た地域にいまして... ちょうどレッスンが終わって、さて帰ろう!としていた時に、突然、豪雨⛈️ ちょっと前から遠雷は聞こえていたのですが、本当に一瞬でゴォ~~~っという大雨になり、焦りました。無事に帰宅はできたのですが、途中で事故渋滞にも巻き込まれて大変でした。

今回は車で移動中の出来事で、また道路が冠水しなかったから良かったのですが、『お散歩中だったら・・・』『犬を連れて車に乗っていたら・・・』と思うと、恐怖でした。最近、天候が急変する日も多いですから、皆さん、お散歩に行く時には、お天気アプリなどで、雨雲や雷の状況を確かめてから出発するようにしてくださいね。安全第一👊

今回の撮影に参加してくれた
犬友さんの紹介

畳の上でフセするラブ

シュリくん 
飼い主さんによると、「自分はチワワだと思っている」とのこと(笑)
来て早々、床で滑ってしまい
テンションdown😔
本調子…とはいきませんでしたが、
最後まで頑張ってくれました👏

柴犬

小次郎くん
いつも冷静で、落ち着いた、控えめな
小次郎くん 
友達シバ女子にも押され気味?!
しかし、今回の撮影で、その仮面が
剥がれてしまう事件勃発!(笑)

コチラを見上げるダックス

レオンくん
人は大好き、でも犬はちょっと…な
レオンくん

ただ最近は他の犬に「イヤ!」と
言えるようになりました👍
お泊りもデキたし、成長著しいです👏

上を見上げるポメ

もこみちくん
最近、ポメターンが少なくなってきたもこみちくん
落ち着く“技”を習得中👍
今回、「チャイム吠え」を期待?!
していましたが、結果は・・・(笑)

さて、今日は、『いぬのきもち』9月号の紹介です。最近の自然災害を考えると、『同行避難』ということが現実的になってきます。その同行避難の際に、「ウチの子はできる or できない」の判断ポイントになってくるのが、です。
今回はその中でもお悩みの多い「吠え」に特化した特集、『今度こそ! 吠えを解決する!』(初めて&ベテラン)を監修しました。

「吠え」対策は、多くの飼い主さんがお悩み中で、しかも上手くいかず、お悩み継続中の方が多いとのこと。なぜお悩みが継続してしまうのか? いわゆる『王道』の対策をやっているのに、なぜ上手くいかないのか? 傍から見ていると「もうちょっと! オシイ!😫」という部分を、解説してみました。

畳の上で舌を出してオスワリをするラブ

廊下で滑り、さらに慌てて滑り…で、
たどり着いた和室

「やっぱ、ココだよねぇ~」と、
和室生活のシュリくん

ソファーの上で寛ぐラブ

「もしくはコッチ!」
前回の撮影同様“社長室の犬”になっているシュリくん😆

『日頃のしつけ』と言われると、ちょっとな…と思われる飼い主さんは多いのかな? ただ、日頃から対策をしておけば、「いざ!」という時に役に立ちます、「いざ!」という時だけでなく、「デキている」ことで、ワンちゃんとの行動範囲が広がりますし、他の面にも良い影響が出てきます。難しい… 無理…と最初から敬遠せずに、是非、日頃から小さい一歩からでも、対応していってくださいね。

アンケートによると、吠えのお悩みで困っているシーンは、「チャイム吠え」「興奮吠え」「他人・物音に吠える」「他犬に吠える」が常に上位に来るとのこと。その為、「いぬのきもち」でも何度も特集が組まれているとか・・・ でも、お悩みが常に多い=解決しないのは『なぜ?』🤔 ということで、王道の対策を踏まえた上で、そこから零れ落ちてしまっている注意点を考えていきました。

オモチャで遊ぶラブ

オモチャでテンションUPを狙いましたが、
いつものテンションにはならず💦

それならば!と、飼い主さんに頑張ってもらいました😉
シュリくんは顔で演技しつつ(笑)、
お姉さんの演技?!を見てました~

足の上に座るラブ

シュリくんの定位置“人の足の上”
私も何度か座られてしまいました😅
あの~~~ シュリくん
アナタはチワワではないですよ! 重い!

ダックスとシバ

ジュニアパーティーで時々会う2人
今日は一緒に来てくれました
車内ではレオンくん小次郎くん吠えていたそうですが、スタジオでは静かに😊
お互い仲間意識が出て来たのか?🤔
小次郎くんレオンくんの撮影に参加してくることも😅 もしや、オヤツ狙い?!

それぞれのシーンでの『吠え対策』はあるのですが、まず皆さんに認識して欲しいことがあります。それは、『犬は吠える動物である』ということです。「えっ?! 何言っているの? 当り前じゃん!」と思っている飼い主さん、そうですよ、犬は吠えます! 問題は無駄に吠えることであって、吠えることではありません。同じように聞こえますが、全く意味が違います。つまり、吠え問題解決のゴールを、『吠えなくなる』『吠えない』にするのは、かなり無理があります。なので、解決しない。だから途中で諦めてしまう。

『吠え問題解決のゴール』は、『吠えなくする』ことではなく、『吠える頻度を下げる』もしくは『必要ない吠えは、しないように仕向けていく』ということです。
例えば、チャイム音。チャイムが鳴れば、外から関係ない人が現れる...これは、犬にとって警戒すべきことです。だから吠えます。その吠えが数回で終わればOK。もしくは、飼い主さんの「ありがとう、もうおしまいね」で止まるならOK。そういうゴール設定にしていきましょう!

そしてもう1つ。多くの問題行動でも同じことが言えるのですが、問題の原因は『犬!』と考えないことです。
特に吠えの問題は、飼い主さんの対応が犬の吠えに拍車を掛けてしまったり、勘違いを起こさせていることがあります。
吠えている時に、声を掛けたり、ご褒美をあげたりしていませんか? 「ウルサイ」と言いながら抱っこしていませんか? 興奮して吠えている時に、一緒に興奮して大騒ぎになっていませんか?
挙げればきりがないがないですが、そういった飼い主さんの反応が、犬に勘違いを起こさせていますよ。

シバの横顔

ワガママなところを見られてしまった
小次郎くん

それを私に注意され、ムゥ~😒っと
その表情が某所で話題になってたとか(笑)
ダメなコト、良いコトは、しっかり伝え、
教えていきましょう!

犬は吠えます。当たり前のことなんですが、まずそこをシッカリと認識してください。そして、犬の態度を変えることだけに焦点を当てず、自分の行動を見直してみてください。そこを踏まえた上で、スタートです。

和室を歩くシバ

和室内を探検しているのがバレて、
ママさんに追い出される小次郎くん

「ちょっと見たただけだよぉ~ 扉開いてたしぃ~」

体を振るダックス

前回の撮影時より落ち着いていたレオンくん
これも成長の証だね👍

問題を解決する時に最初に考えることは、「なぜ?」です。「なぜ吠えるのでしょうか?」。その次、「どう対応しているのか?」です。「吠えた時に飼い主さんはどう対応してますか?」。この質問だけで、今後やるべきことが分かってきます。

ハーネスを外しているダックス

「ボクの出番ですか!」
ハーネスを外して準備OKのレオンくん
ヤル気満々です😆

まず、「なぜ吠えているのか?」は、何に対して吠えているのか?を見つけていきます。チャイム、人、犬、物音など様々だと思います。対象物が分かれば、させることも、していくことも、場合によってはしていくことも可能になります。
例えば、チャイム吠えであれば、させることも、チャイム音を変更してすることも、そもそもチャイムを鳴らす回数を極力減らしてすること(=事前に電話連絡をもらってチャイムを鳴らさずに対応する、置き配を使うなど)もできますよね。

小次郎くんの視線の先にいたのは…

ガラス扉から中を覗くシバ
ベッドの上でフセをするダックス

撮影中のレオンくんでした📸
ちゃんとフセマテができてますねぇ~

次の「どう対応しているのか?」 これが結構キーポイントになります。状況によって様々ですが、共通して言えることは、『そもそも犬に、して欲しい行動・正しい行動を教えたことがありますか?ということ。「言った!」は教えたことにはなりませんので、注意してください。教えた=犬が教えられた行動ができる、ということです

「教えたのにできない」は、そもそも犬が理解していないので、「教えてもらってないので、できない」ということです。また、特定の状況(=落ち着いている)で、特定の場所(=トレーニングをした場所)ではできているのなら、「教えられたけど、経験値が少ないので、応用できない」ということです。

歩いているポメ

元気よく登場したもこみちくん
最近、落ち着きが出てきて吠える回数が
減ってきているよねえ~
今日は吠えてくれるか?!(笑)

飼い主さんと向かい合って座るポメ

音慣れや、自分で落ち着くために、
オモチャを上手に使いましょう😉

そしてもう1つ。飼い主さんは対応を教えたつもりでも、飼い主さん自身の行動によって、違う行動を教えてしまっていることがあります。
例えば、「チャイム音慣れトレーニング中」に、チャイム音が聞こえたらベッドに行ってフセをする...と、教えたとします。トレーニング中なので、飼い主さんも、犬も落ち着いてできるので、シッカリ覚えることができました。それがホンモノのチャイムが鳴った時に、同じように「ベッド行ってて~」と言っても、犬は吠えて、大騒ぎになってしまった・・・という経験はないでしょうか?

もちろん、まだトレーニングが完璧ではなくて覚えていないということもあります。しかし、一番大きな違いは、飼い主さんの態度にあります。トレーニング中のニセモノのチャイムに慌てる飼い主さんはいませんよね。ではホンモノのチャイム音の時はどうでしょうか? 結構バタバタと慌てているのでは? それが大きな原因の1つです。

今回撮影に参加してくれたもこみちくんも、チャイム吠えをする子だそうです。なので、今回の撮影では、『チャイム吠え担当』になってもらいました。

実際の撮影でどうなったのか? 最初、全然吠えなかったんです。撮影の都合上、飼い主さんにはインターフォンの近くでスタンバイ状態で立っていてもらいました。外からチャイムを鳴らしてもらったり、お家のチャイムに似た音を聞かせても全く吠えない。色々試しても吠えない。
さてどうしよう?🤔となった時に、いつもと同じようにインターフォンに近づいてもらうのはどうか?となり、ちょっと動いてもらったら吠え始めたんです。さらに、飼い主さんがインターフォンの近くでバタバタと動くと、それに合わせて?!興奮度合いが高くなっていき、無事に撮影終了。

インターフォンを見上げるポメ

チャイム吠え撮影中
もこみちくん、吠えず…😅

撮影に関してはOKなのですが、実生活ではNGですよね(笑) しかし、突破口は見えてきました。もこみちくんは、飼い主さんの動きを見て吠えている可能性が高い! 飼い主さんも「私の動きか・・・💦」となっていました。もちろん、お家と違う場所では、「警戒」すべき状況が違うので、吠えなかったということはあると思います。しかし、少なからず、飼い主さんの慌てたような動きが、犬の警戒心を高めてしまっている、ということは言えると思います。

bearポーズをするポメ

今回の撮影に参加してくれたワン友さんたち
暑い中、来てくれてありがとう!
ご協力に感謝です💕

『吠えの対策』は、吠え続けるのを止めてもらうことです。止めてもらうには、『静かにする』ことを教えることです。『静かにする』ためには、『静かな状況だと良いことが起きる』と、教えることです。
言葉にすると簡単ですが、教えるのには根気がいるかもしれません。でも、色々な場面で役に立つなので、教えておく価値はあると思いますよ😉 ワンちゃんが静かにしている時に、「静かで良い子だねぇ~」と声を掛けてご褒美をあげてください。それだけです。ワンちゃんは理解してくれれば、吠えの頻度や音量が小さくなっていきますよ。頑張ってみてください!