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『いぬのきもち』🐾

皆さん、こんにちは。GWは如何お過ごしだったでしょうか? ワンちゃんと一緒にお出掛けされたかな? 我が家は何事もなく(笑)、仕事以外で出かけることもなく、いつも通りの日常でした🤣 GW最終日に行った、お散歩練習会の様子は、近々、報告しますね。少々、お待ちください。

さて、今日は、『いぬのきもち』6月号「おとな犬の 反抗期をこじらせないコツ」の監修を担当しましたので、その紹介です。そもそも、犬にも 反抗期ってあるの?と、疑問に思う方も多いかもしれません。実際に、犬にも 反抗期はあります! 一番「あっ、コレって反抗期?」と感じるお年頃は、7・8ヶ月齢くらいから1歳前後でしょうか? ちょうど、パピー時代が終わりジュニア時代となり、性成熟(女の子の場合、初めてヒートが来る頃)を迎えた頃に反抗期がやって来ます。反抗期がやってくると、自己主張が強くなってきたり、飼い主さんにチャレンジしてきたり、他の犬にもチャレンジしたくなったりします。もしワンちゃんが、「今まではちゃんとやったのに、急にやらなくなった…」「自分(=飼い主さん)を無視することが増えた…」など、思い当たるところがあれば、ワンちゃんは 反抗期なのかもしれませんよ。

今回の撮影に参加してくれたワン友さんたちです

笑顔のポメラニアン

いつも元気な空ちゃんです
今回もノリノリで撮影に参加してくれました😆

ジッと見つめる黒シバ

ルールに厳しいツン系な未来姉さん
健くんをしっかりと育て上げました👏

コチラを見上げる白シバ

ややおっとり系シバの健くん
怒られても「テヘ😋」でかわせてしまう
ある意味大物!(笑)

斜め上を見るジャックラッセル

ワンプロ大好き、元気印のあんちゃんです
「ジッとしているなんてジャックじゃない!」
今回はパパさんと一緒に頑張りました!

「可愛かったパピーちゃんが、急に反抗的になるなんて、結構ショック😭」と、思う飼い主さんも多いかもしれませんね。しかし、反抗期は悪いことではなく、ちゃんと成長している証です。逆にこの時期に反抗期がない場合の方がちょっと厄介です。

今回の特集は、そんな遅くやってきた反抗期のワンちゃんや、ちょっと反抗期を拗らせちゃったワンちゃんと飼い主さんに向けた内容になっています。

膝に手を掛けるポメラニアン

「その手に持っているのは何ですかぁ~
何すればくれるの、ママさん!」
空ちゃん、ご褒美のためならガンバります👊

可愛いからオヤツあげる!は NG ですよ

笑顔のポメラニアン

アタシにも反抗期はあった?ある?わね~
ワンワン言うと、上手くいく時があるのよねぇ~
by 

今回は、あえて、 反抗期 に焦点を当ててみました。というのも、多くの方が「ウチの子、〇歳になっても反抗期みたいで…」「子犬の頃からずっと反抗期です!」など、になっても、反抗的な態度をとっているワンちゃんが多いとのこと

では、なぜ、おとな犬になっても反抗的な態度を取るようになってしまうのか? 色々な原因は考えられますが、根本的な原因は、反抗された時に対応を間違えて犬と色々な意味で戦ったことや、逆に、犬の言いなりになってしまったことが挙げられます。

仰向けでお腹を撫でられるポメラニアン

お腹ナデナデタイム!
別の特集の撮影で、ヘソ天写真に挑戦しました
もちろん、成功です😆

コチラを見る白シバ

只今絶賛反抗期中?!のタケちゃん
ママさんは甘いけど(笑)、未来姉さんの適切な指導により、上手に成長中

コチラを窺っている黒シバ

「なにするの?」と、ちょっと窺っている未来姉さん
しっかり確認して、納得してから動きます
なので、ご家族の対応もちゃんとしてないと怒ります😤

今まで言うことを聞いてくれたパピーちゃんが、突然、「えっ? 何それ 何でしなきゃいけないの😑」という態度に豹変したら、きっと飼い主さんの多くは焦ってしまうのではないでしょうか? そして、嫌われたくない一心で、ワンちゃんの言うことを聞いてしまう・・・アルアルな風景ですよね。

フセをする黒シバの背中

何とも言えない、この後ろ姿(笑)
カエル、ですか?🤣

上を見上げる白シバ

カメラマンさんに興味津々
「なにしているのぉ~?」

しかし、これがそもそもの間違えの。犬の理解としては、飼い主さんは自分の言うことは何でも聞いてくれるということになってしまいます。それがエスカレートしていけば イヤなことはしなくて良い ムキ顔したら、思いのまま~😏 ということに。思い当たることはありませんか?

さらに言うと、おとな犬には知恵と経験があります。飼い主さんの気づかないうちに、上手に犬にコントロールされてしまっているかも?! 
吠えたら、抱っこしてもらえる。チョイチョイしたらオヤツが出てくる。お散歩中に止まれば、好きな方向に行ける...などなど。「えっ?! これもそうなの?!」と思った飼い主さん。見事に犬にコントロールされているみたいですよ。

様子を窺う黒シバ、白シバ

様子を窺う姿も犬それぞれ(笑)
なんだか和む一時でした

では、反抗期に反抗的な態度を取られたらどうしたら良いのか? 一番簡単なのは、同じ土俵に乗って闘わないことです。無視されたら、無視すれば良し。大騒ぎされたら、その場から離れれば良し。
その代わり、良い態度を取っている時に、話を聞いてあげるようにしてください。静かにしている時に、遊んであげる。落ち着いたら、首輪やハーネスを着けて散歩に行く、などです。ちゃんとしたルールを教えてあげれば、犬は理解できますよ👍

抱っこされているジャックラッセル

お散歩が大好きなあんちゃん
お散歩中の反抗が、なかなか激しいとか…💦

「もうおとな犬だから教えるのは無理」ということはありません。今まで上手くいっていた経験があるので、なかなか態度を変えてくれないかもしれませんが、わかるように教えていけば、しっかりと理解できます。逆に教えていかなければ、反抗的な態度が、問題行動へと発展してしまうこともあります。

また、多くの場合、飼い主さんの対応を変えることで、犬の反応は変わってきます。犬の反抗的な反応を、すべて犬の問題と考えず、自分事として考えてください。飼い主さんの何気ない対応が、イケないと思いつつ、ついついやっていた対応が、犬の行動を悪化させている可能性があります。自分の対応の結果を、犬に文句を言ってもしょうがないです。まずは、自分の対応を見返してみてください。そこに解決のヒントが隠れていると思いますよ。

ゴロゴロしているジャックラッセル

あんちゃ~ん、フセして~」
「えぇ~ これで良いじゃ~ん」と、
ゴロゴロ中のあんちゃん(笑)
それはそれで可愛いが・・・😓

足にアゴを乗せるジャックラッセル

オヤツを見せて、ヤル気をだしてくれました
パパさんの手の動きで、上手い具合にアゴ乗せ成功!
パパさんとの共同作業でした👏

こちらも、別の特集用の撮影での1コマ

最後に、今回の撮影に協力してくれた、空ちゃん未来姉さんタケちゃんあんちゃん、ありがとうございました。今回の特集のテーマが『おとな犬の反抗期だったので、笑顔がカワイイのはもちろん、ツン系の顔ができる子を厳選させていただきました。かなり良い感じのツン系表情が撮影できて良かったです(笑)

4人共、レッスンやジュニアパーティーで良く会う子たちです。4人それぞれが「こういう時に反抗的な態度が…」というお悩みもあるようです。今回の撮影中にも、「だ~か~ら~そうなっちゃうんでしょ!😑」という場面に出くわすことも!(笑) 飼い主さんのちょっとした対応が、ワンちゃんたちの悪癖?!を強化してしまっていることがありますので、気をつけてください。

そして、今回参加してくれた飼い主さんにも言われましたが、つい犬の言うことを聞いてしまう飼い主さん的な理由、「だってこうされたらカワイイじゃないですかぁ~」。この発言を聞くたびに、私は飼い主さんに言います。「ウチの子(犬)がカワイイのは当たり前なんです。誰が何と言おうと、どんなに良い子が現れても、ウチの子が一番カワイイんです! だから、『カワイイから許す』というのは、理由にはなりません。だって、何をしたってカワイイんだから」と。もし、「カワイイから何でも許しちゃいたい!」というのなら、犬が何をしても受け入れてください。それができないのであれば、しっかり自分の態度を改めてくださいね。