皆さん、こんにちは。
ひなが旅立ってから2週間ほど経ちます。寂しい気持ち😢と、いつもこのタイミングでココから顔を覗かせてたよなぁ~など、思い出しながら笑顔になる😊日々を送っています。
ひなが旅立った後、皆さんからあたたかいお言葉をいただき、感謝しております。ありがとうございました。
皆さんに、「ひなに怒られないように、頑張ります!」と伝えると、「そうですよねぇ~ ちゃんとしないと、ひな先生から説教されそうですよね…😓」との返信が...💦 ウチのお嬢さん、厳しかったですよね😅
いつの日か、ひなさんに再会した時に怒られないように、しっかり頑張りたいと思います(笑)
一緒に天国に旅立ったぬいぐるみを抱えて
ゆっくり寝ているかな?!
ひな、ゆっくり休んでね
時々、里帰りしてくれると嬉しいな~
待ってるよぉ~💕
さて、今日は、『いぬのきもち』10月号のお知らせです。今回の特集は、読者さんからいただいた “ストレス” に関する疑問にお答えした、『犬ストレスのギモン一問一答』という内容です。
「ストレス」と聞くと、ネガティブな印象をもつ方が多いのではないでしょうか? レッスンやカウンセリング中に、「ストレスを与えるのはダメだと思うので…」とか、「ストレスフリーにしなきゃいけないですよね」や、「しつけすることは、ストレスになりませんか?」、「留守番はストレスになると思って、留守番させられないです…」など、ストレスに関わる質問や、相談は結構多いです。
しかし、皆さん、ちょっと勘違いされていますよ。生きている限り、“ストレス”から逃れることはできません。生きていること自体、ストレスなんです。なので、ストレスを無くすことが重要ではなく、ストレスに耐えられるようにすることが重要です。もちろん、過度なストレスは絶対にNG❗絶対にダメ ✖ です❗
そしてもう1つ。どちらかが大きなストレスを受け持つのもダメです。ストレスは5:5、もしくは6:4くらいの割合で、お互いに持ちましょう。どちらかがより多く受け持っていると、飼い主さんであれ、犬であれ、いつかはストレス負荷状態になり、関係が破綻します。犬との暮らしは共同生活ですから、お互いに適度にストレスを受け持って生活をしていきましょうね。
犬は、犬という動物なので、人とは違うことにストレスを感じることがあります。飼い主さんが良かれと思ってしている行動が、犬にとってはストレスになることがあります。
例えば、人は、『現在』を生きながら、『未来』に起こることを考えと『過去』に起こったことを思い返しながら生きています。しかし犬は、『現在』を生きています。その為、犬は過去のストレスを引きづって、『現在』を生きてはいません。まさしく、『現在』ストレスを感じているから、ストレス反応を出しているわけです。
また、お散歩の時に、犬に会ったら挨拶するのが当たり前と思っている飼い主さんが多いのでは? 「犬なんだから、犬同士、みんな友達よね」と思っている方、本当にそうでしょうか?
犬にも相性はあります。犬にも好みがあります。犬にも、どうしてもダメな相手がいます。なので、飼い主さんが良かれと思って、他犬を見つける度に、正面に連れて行く、オシリのニオイを嗅がせる行動は、アナタのワンちゃんを究極のストレス状態にさせている可能性もあります。もちろん、相手のワンちゃんにもストレスになりますよ。
多くのギモンがあったのは、『留守番に関わるストレス』。
「そもそも留守番はストレスなのでは?」「留守番の時にずっと寝ているのはストレス症状?」「モノを壊すのはストレスを感じているから?」「帰ってきた時に大騒ぎになるのは、よっぽど留守番がストレスだったから?」などなど多くのギモンが寄せられました。
端的に言うと、前準備なく、突然、(その子にとって)長時間の留守番はストレスになります。しかし、慣れれば、そして留守番の時の居場所が “安全” とわかれば、ストレス度合いは減っていきます。つまり、留守番は慣らしていく(=耐性をつけさせ)ことが必要です。それがしつけです。
犬が留守番ができない状態で留守番させられれば、物を壊したり、大声で吠えたり、粗相をしたりという、ストレス症状を出してしまいます。飼い主さんも心配で急いで帰らなければならないし、帰宅後の惨状を見て怒りを感じたり、逆に悲しい思いをさせてしまったと後悔ばかりしてしまいます。
どちらの反応も、“しょうがない” “どうにもならない” と思われるかもしれません。しかし、留守番というストレスに耐えられるような “耐性” をつけていくことで、犬は留守番はできるようになります。この耐性を身につけることで、犬は穏やかな気持ちで留守番できるようになりますし、飼い主さんも「急いで帰らなければ!」と焦る必要がなくなります。もっと言えば、犬は留守番ができること、セルフコントロールできることに『自信』を持ち、飼い主さんは「ウチの子は留守番ができる!」と『自信』を持つことができるので、お互いにとって良いことです。
留守番ができるようになる為にも、短い時間(1分からでもOK!)から、一人で過ごすことを練習していってください。また、一人時間を有意義に過ごせるような環境を整えてあげてください。さらに、ワンちゃんの性格にあわせて、出がけの声掛けの有無、帰宅後の挨拶の仕方を考えてあげてくださいね。
犬はストレスを感じた時に、物に当たったり(=破壊行動)、人に当たったり(=攻撃行動)、自分自身に当たったり(=自傷行動)することがあります。そうならないためにも、ストレス耐性を身につけさせることは必要です。その他にも、飼い主さんは犬を理解して、上手にストレスから逃れる方法を教えてあげる、もしくはそうできるような環境を整えてあげる必要があります。
嫌いな犬がわかれば、その子との接触は避けても良いでしょう。ただし、吠えていない、不安を感じていない距離で、その子を確認させて、吠えていないこと、怯えていないことを褒めてあげると良いと思います。そうすることで、耐性が身についていきます。
犬は犬にとって自然な行動をすることでストレス発散ができます。なので、お庭にワンちゃんようの砂場?!を用意して、『掘る』のも良いでしょう。(衣装ケースに砂を入れてもOK / 古いタオルや新聞紙の山を作って掘るのもOK ) ちょっとした工夫で、犬のストレスを発散させることができるので、ワンちゃんが普段、どんな犬らしい行動をしているか、観察してみてください。
ストレスは、一生付き合っていかなければならないものです。上手に対応できれば、ストレスはワンちゃんとにって『良いストレス』になっていきますよ! ストレス=『悪』と考えずに、上手に付き合っていきましょう!