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お散歩練習会

桜を見ながらノンビリお花見散歩を楽しんでいますか? 今年は暖かくなって「桜が咲いた!🌸」と思ったら、急に寒くなって、少々震えながらのお花見散歩になったりしています(笑) ただ、寒くなった分、桜が散るのが遅くなるそうなので、今年は長くお花見ができそうですね。

さて、今日は、先日行った『お散歩練習会』の報告です。桜の開花宣言直後だったので、満開の桜を見ながらとはいきませんでしたが、咲き始めた桜の中を散歩してきました。

今回参加してくれたワンちゃんたちです🐕

マルチーズ
ジャックラッセル
キャバリア
テリアMix
ポメラニアン
トイプードル
ポメラニアン
黒柴

今回は久しぶりのお散歩練習会だったので、8頭のワンちゃんたちが集まってくれました。なかなか賑やかなお散歩練習会となりました🐾

ワンちゃんたちはそれぞれ...

    • 引っ張りがある
    • 歩かない
    • 拾い食いがある
    • 吠えてしまう
    • 音が苦手
    • お外でトイレができない
スタート前に集まっている様子

などなどお悩みはそれぞれ。1回の練習ですべてを解決することはできませんが、いくつかのヒントを飼い主さんに伝えてみましたよ。いくつか紹介してみましょう!

まずは引っ張り。
これは多くの飼い主さんは、『犬が引っ張るから、短いリードで引っ張らせないようにしている』、『犬が引っ張るから、止めるためにコチラも引っ張っている』と言われます。実は、引っ張りの大きな原因はこの 引っ張りに対抗しようとする対応。「でもそうしないと引っ張ります!」と答えが返ってくるのも承知しています。最初のキッカケは、犬が引っ張ったのかもしれません。しかし、その後、『引っ張れ!』と教えてしまったのは、飼い主さんの引っ張り返えした対応です。犬は引っ張られるのと反対方向に進む...というのが自然な行動です。なので、引っ張られれば、反対方向に引っ張っていきます。これが引っ張りの要因。そこをしっかり心に留めておいてください。

引っ張らずに歩く練習中のキャバリア

リードを持つ腕は、肩の力を抜いてユッタリと

リードは長めに持つ
手にグルグル巻きにしないこと!
Uの字を作るように持つ

犬の視線を上げるためオヤツを上手に使う
オヤツを持つ手は体から離さないように!
犬と自分の視線の間にオヤツを配置

楽しく、声を掛けながら歩く!
 

ちょっと引っ張って歩くキャバリア

練習あるのみ! ガンバレ!

飼い主さんを見上げて歩くマルチーズ

視線バッチリ! 
でも、本人はちょっと余裕がないらしい💦
実は...

次は吠え。
他の犬や人を見て吠えてしまう子のほとんどは、ちょっと怖がりさんなことが多いです。怖いからこそ「近くに来ないでよ!」と大騒ぎしてみたり、反対に「自分は強いんだからね!近づくと攻撃してやる!!」とコワイ顔して威嚇してみたり…💦
でも、何も言わなければ(=吠えなければ)、他の犬の注意を引くこともないし、相手を怒らせて反撃されることもないのです。そう考えると、黙ってスルーするのが、一番良いマナーではないでしょうか? そのことをワンちゃんに伝えなければいけません。

黒柴とテリアMixは会話中
その為に、まずは事前チェック!
  • どのくらいの距離離れていれば吠えないかチェック!
  • どんな犬に吠えているか、どんな人に吠えているか、共通点はないかチェック!
  • 自分の対応をチェック!
    • 吠えている時に不安な声、焦った声、イラついた声で、ワンちゃんに話しかけていませんか?
    • 吠えている時にワンちゃんの体に触っていませんか?
    • 吠えていない時に、しっかりと褒めていますか?
笑顔で歩くポメラニアン

吠えている時に声を掛けると、応援になることも

不安な声は、犬を不安にさせます
焦った声は、犬も焦らせてしまいます
イラついた声は、犬を恐怖に陥れます

触ることは、褒めているのと同じ
抱っこをすれば、さらに強気になって吠えることも

吠えた時には無視
落ち着いて、何でもないことを態度で示すこと

飛び掛かってしまう場合は、リードを短めにして固定
リードを引っ張ると、さらにパニックになることも

穏やかに歩ける犬友さんと散歩するのもGood
ご家族、ご友人と楽しく散歩するのもGood
飼い主さんが緊張しないように!

途中休憩中 近くに犬がいても穏やかにできている

吠えの対応をする時に、環境設定はとても大切です。わざわざ失敗する環境や状況に、ワンちゃんを連れて行く必要はありません。失敗する環境に連れて行けば、連れて行くほど、覚えて欲しくない対応を身につけてしまいますよ。そのことを覚えておいてください。

環境設定をしっかりしつつ、正しい対応も教えていきましょう!

吠えないでいられる距離がわかれば、なるべくその距離を取るようにする
飼い主さんが緊張してしまう距離感もNG

わざわざ人や犬が多い時間に散歩に行く必要はないので、まずは、静かな時間に散歩しましょう

犬が苦手なのに、犬友達を必死に作る必要はない
必要なのは、一緒にいて落ち着ける 親友犬

「人が来る」「犬が来る」ことをコマンドとして教え、静かにしていたらご褒美を与える

まずは、お家の中で静かにしている時に、「静かに」のコマンドを教えよう!

スリングの中に入っているトイプー
キャリーバックに入っているポメラニアン

最後に抱っこについて。
動かなかったり、吠えてしまったりすると、抱っこをしてしまいがち。一見正しい対応に見えて、「歩かない」「すぐに抱っこをせがんでくる」...など、飼い主さん側のイライラが出てくることが多いようです。犬からすると、「“止まったら抱っこしてくれるんでしょ?”“チョイチョイしたら抱っこしてくれるって言ったよね” だ・か・ら言ってるんだけど?! 違うの? だって、抱っこするの喜んでるじゃない!」 という感じでしょうか? お互いの勘違いから起きた悩みかもしれませんね。

抱っこができることは良いことですよ。ただし!犬側からの要求があった時だけ、抱っこをするのは止めてください。コチラが抱っこしなければいけない状況の時でも、抱っこができるようにすること。そして、しっかり歩いたら、その ご褒美として、抱っこをする・・・という流れに少しづつ変えて行ってくださいね。犬はナマケモノな動物です。楽!とわかれば、楽な方を選択しますよ。気を付けて😉

 

参加してくれて皆さん、お疲れさまでした。
これから楽しくお散歩できるようになりますように🐾