『暑さ寒さも彼岸まで...』の通り、少しづつ暑さも和らいできているでしょうか? 今年の夏も、特に8月は暑かったですね🥵 猛暑?!酷暑?!熱波?!・・・の夏を、何とか無事に乗り切った!という感じでしょうか?! ウチのひなさんも、なんとか乗り切りました。ただ、ここ数日体調を崩してまして、“年齢の壁”を感じているところです😥 治療を頑張って、早く復活してもらいたいです。ガンバレ、ひな👊
セミナーの最初にもビデオを見たのですが、災害現場で飼い主さんと共に救助されるペット、高い所や狭い所で動けなくなってしまった犬や猫が救助される姿を、ニュース映像などで見たことがあると思います。それを見ていると、「ペットもちゃんと救助してくれるんだぁ~」と、思いがちですよね。私もそう考えてました💦 しかし、日本では、あくまでも “ 行政サービスの一環 ” ということで、ペットを救助する義務はないそうです。
日本では、と書いた通り、海外では、ペットの救急救命、救助法を指導団体が多数存在しており、消防士は動物救助の指導を受けているそうです。さらに、消防車にはペット用の酸素マスクが装備されているとのこと。このペット用酸素マスク( Pet oxygen Mask : POM ) があることで、災害現場でのペットの救命率が大幅に上がるそうです。残念ながら、日本の消防署には、このマスクは常備されていません。現在、POMを消防署に寄付すべく、活動中との話がありました。(日本国際動物救命救急協会/ペットセーバープログラム)
今回のセミナーでは、ベーシック・アドバンス講習と、エマージェンシーレスキューテクニシャン講習の2つのコースを受けました。両コースの目的は、「助かる命を助ける」こと! いざという時に、飼い主として何ができるか、どう動くべきかを考えさせられる1日となりました。
ベーシック・アドバンス講習では、救命救急処置方法を習いました。
心肺蘇生法(CPR)は、講師の方も言っていましたが、方法は人間と一緒。さらに言えば、心臓の位置も大体一緒・・・とのこと。ん?と思いつつ、まぁ、人も動物も大体の場所は同じだよね・・・っと(笑)
CPRをやるべきか、やらないべきか悩んだ時には、「やらないことで生じるリスクの方が高い」と、悪い状況を考えて実施すべき!とのこと。もし、必要ない状態であれば、胸を圧迫した時に抵抗があるから、その時に止めれば良い、と。確かに!ですね。覚えておかなければ。
1つ、万が一の場合の有益な情報。
車内で犬がグッタリしている場に居合わせてしまった時にどうするか? もちろん、車の持ち主、飼い主を探すというのは当然なんですが、緊急事態となった時に、車の窓を割って犬を救い出す・・・という選択が頭をよぎると思います。犬を救った“良い行為”という見方もありますが、反対の行為(犯罪行為)と見られる場合があります。弁護士の話によると、すごく微妙な線なんだそうです。なので、確実に「窓を割らなければ犬は危険な状態だった」ということを証明するために、最初から最後まで動画をしっかり撮っておくことをお勧めしていました。ご参考までに…
エマージェンシーレスキューテクニシャン講習では、災害が発生した時・する前にすべきことを習いました。
地震、水害、噴火の3つの災害の話がありました。いづれの災害に対しても、「起きてからどうするか?」より、「最悪の状況を回避できるように、日頃から対策を行う」ことの方が重要、とのこと。ハザードマップの確認、耐震化、避難用品の準備・・・というのは、私たちにも必要な準備ですが、ペットたちの安全を守るためにも必要なことです。
加えて、犬に対しては“しつけ”を行うことの重要性の話もありました。完璧にコマンドを理解していなければいけない・・・とは言いませんが、①ケージに入れること ②飼い主さんとの関係が良好なこと( 飼い主さんを信頼していること = 飼い主さんが!信頼されていること ) ③呼び戻しができること、、、は抑えておいて欲しいです。特に②の飼い主さんとの関係は、避難する時、救助される状況になった時には、その子の生死を分ける・・・のかもしれませんよ。良い関係を築き上げてくださいね。
いつペット連れで避難するか?
災害発生時、いつ避難を開始するかは自治体等から発表される、「避難情報」を確認して決めると思います。ただ、この情報には「ペット連れの方は…」という情報は含まれていません。
ペットを連れて避難(同行避難・同伴避難)する場合、まだ避難場所が落ち着いている 『避難準備情報』(=高齢者や避難に時間がかかる方は避難開始)が出た段階で、避難するのが良いそうです。『避難勧告』で避難したとしても、避難場所の状況によってはペットの受け入れを断られる場合がある…というのが、実際だそうです。
『ペットとの避難はどうすべきか?』という情報は、お住まいの地域の都道府県の動物関連部署、保健所や動物センターなどで情報が得られると思います。(例えば、東京都だと福祉保健局、環境・衛生、動物愛護、ペット防災) 一度、確認してみては如何でしょうか?
修了証もいただきましたよぉ~
ブラッシュアップのためにも、また参加したいと思います
「イザッというとき、ペットの命を守るために!」
確かに、“そうなった時” にどうすべきか、常日頃からシュミレーションをしたり、考えてみることは、ペットの飼い主として必要なことだと改めて思いました。そして、犬の飼い主としては、そこに、日頃の “しつけ” がプラスされるな!っと😉 “イザッ”という時に、成果を出せてこその“しつけ”です。こういう時に発揮できるように、日々の積み重ねが重要ですね😉 皆さん、頑張りましょう👊