スッキリしない日が続いていますね。はやく、スッキリした秋晴れの中、紅葉を見つつ、お散歩したいですね🐾
さて、今日は、先月、ちょっとだけ報告しました、ひなさんの病状をお伝えしたいと思います。
病状の報告なんて・・・と思われる方もいると思いますが、ひなは病気と上手く付き合っています。彼女なりに変化に適応しつつ、楽しく生活していますよ。
最初に報告しますが、ひなさんは毎日、毎日、一歩ずつ回復してきています。表情も、動きも、毛づやも良くなってきています✨ さらに、この病気のお陰で身につけた 最強スキル?!で、家族を翻弄しています😅
ひなに何が起きたのか?
1か月前の夜、突然、足元がふらつき、頭が傾き、まっすぐ歩けずグルグル回りだしました。目を見ると眼振(眼球が揺れる症状)も見られました。そのため、翌日、受診。
検査の結果、突発性の前庭疾患とのこと。眼振のせいで眩暈がおきてまっすぐ歩けない、食欲不振、吐き気、そして斜頸(頭の傾き)が主な症状でしょうか。シニア犬におこりやすい病気の1つですかね🤔 ひなも、眼振、眩暈、斜頸、よだれが出る、食欲不振・・・という症状がありました。
3日目
まだちゃんと歩けず、カートでお散歩中
帰宅後、投薬治療開始! 初日は、コチラも必死になりすぎて、やや無理やり口の中に薬を入れましたが、ひなも必死の抵抗! 何度か咬まれました😫 最終的には一喝されたひなが、抵抗を止めて、なんとか食べ物と共に飲み込みました。ひな本人も気持ち悪い中の必死の抵抗だったんだよね...怒ってゴメンナサイ、、、反省😣 ただ、この時、ひなは必死だったにもかかわらず、一切、私の指を傷つけることはありませんでした。それにはただただ感心👏 パピーの頃からしっかりと “咬みの抑制” を覚えた結果だねぇ~😉 エライぞ、ひな!
朝晩の投薬時間は、朝晩のゴハンの時間でもあります。症状が出てから3、4日は、眼振もあり、気持ち悪さもあって食欲も出ず、その状況で食べ物を口の中に入れるのはなかなか大変でした💦 色々試行錯誤をしながら、なんとか、薬だけは口の中へ。『パピーの頃にもうちょっと投薬の練習をしておけば良かったなぁ...』と、思っても後の祭り 😓 練習しなかった私(=飼い主)がいけない。ひな(=犬)に文句を言ってもしょうがない。ひなが服用してくれるように工夫するしかありません。薬をすり潰して、缶詰や肉汁を混ぜて、タイミングよく口の中に放り込む! ひなも一緒に頑張って飲み込んでくれました。食欲が戻ってくるまでの約2週間、まさしく共同作業で、投薬と食事をしました😅 今も投薬は続いていますが、自分で食べれるようになったので、投薬も、食事も自力でやってくれています👍
約2週間
頭は傾いていますが、
まっすぐ歩けるようになりました
食事と共にサポートが必要だったのが、立つこと、歩くこと。
最初の頃は立つことはもちろん、体を持ち上げることもままならない状態でした。でも、ひな本人は動きたい、、、 なので、動きたそうにしている時には、倒れないようにタイミング良くサポートしていました。
散歩にはカートに乗せて連れて行きました。途中で降ろしてちょっと散歩。またカートに乗って出発! ひなは頭の向きで行きたい方向の指示を出す・・・という具合😅 自分で言うのもなんですが、結構良い感じに “お連れ” できていたと思います(笑)
数日はほとんどカートに乗っての散歩でしたが、日に日に自力で歩く距離が延びていき、1週間後にはカートなしでのお散歩に成功! それから1か月経った今では、スピードこそ以前よりゆったりになっていますが、距離は以前と同じ距離を歩くようになりました😀
斜頸がありつつも、フラつかず、まっすぐ歩けるようになってきた頃から、ひな本人は“今までと同じことがデキるんじゃない?!”と思ったのか、コチラがビックリするような行動をとるようになりました😓 一番焦ったのが、ベッドの上に乗ったこと💦 乗ることはできても、降りたり、その場でフラついて落ちたら大変😱
そこで、環境整備に着手! まずはオットマンの上部を使って簡易で広めの台を設置。多少フラついても問題なく上り下りできるようになりました。これで、ひなにとって、大好きな寝場所 No2かな?!のベッドの上で寝られるようになりました。
ただ、飼い主側には少々難アリ・・・😅な環境だったので、足元が安定してきたところで、再整備。元々あった踏み台と、作ってもらった踏み台を使って、やや狭い段を設置。お互いにとって、“まぁコレなら・・・”な環境を整えてみましたよ😉
すべての行動を手助けすることが、良い介助ではありません。デキることは本人にやってもらう。環境を整えることでデキるようになるなら、できる範囲で環境を整えてあげる。それが、犬のためでもあり、飼い主さんのためでもありますよ。
オットマン上部
広さがあって、適度な弾力!
我ながらナイスアイディア👍
横幅は良かったのですが、
長さが足りなかったので、もう1つ追加
ちょっと高さが低かったので、
タオルを何枚か重ねて高さをUP
この1か月で、ひなの回復は少しずつですが、着実です。
- 眼球の揺れがゆっくりになってきた
- 足がフラつかなくなってきた
- まっすぐ歩けるようになってきた
- 歩く距離が延びてきた
- 体を振ってもよろめかなくなってきた
- 食欲が出てきた
- 自力で食べれるようになってきた
- 食べる量が戻ってきた
ちょっとしたことなんですが、「あっ!デキた!!」と確認するたびに、ひなの回復を実感していました😊 回復を感じると、ゴハンを食べさせるのに30分掛かろうが、薬を口の中に入れるのに抵抗されようが、頑張れるものです。もちろん、回復しないからと言って、看護、介助を止めるわけではありませんが、モチベーションは上がりましたね。
自然にこの角度で、首を傾げます
身についた 最強スキル!かな?!
病気になったことで、ネガティブなことばかりが続いたわけではありません。
ひながフラつきながらも頑張って歩いている姿を見て、リハビリ中のおじいちゃんから、「ワンちゃんも頑張ってるなら、頑張って歩かなきゃなぁ~」と、声をかけられました。顔を(自然に)傾けて歩いているので、散歩中に声をかけられることも増えましたね😅 まっ、これはひなには直接、利益はありませんがっ(笑)
しかし、家の中では、この傾きが“最強のお願いポーズ・スキル”となり、利益に結びついたようですよ💦 「この角度、この目でお願いされたら、断るなんてできない! 破壊力満点!!」と、パパさんに言われています😏 ラッキーだね、ひな😜
歩く姿は問題なくなってきました🐾
頭の傾きは“ご愛敬”かな?!
ひなが病気になって、改めて、今まで色々なことを教えてきて良かった、ひなの行動・表情を理解できるようになっていて良かった、ひなとの間に信頼関係が築けていて良かった、と思いました。咬みの抑制もそうですが、嫌なことをされても我慢できるようになっていたことは、とても助かりました。まっ、投薬方法は練習しておくべきだったなっ!とは思いましたが💦💦
今、しつけを頑張っている方。今すぐ結果が出ないから諦める、、、ではなく、今の頑張りが『将来、いざという時に役に立つ』からこそ、頑張ってください。しつけは根気がいることですし、毎日が戦いになってしまうこともあるでしょう。「もう面倒だからイイや!」「きっと大人になったらやめてくれるだろう」「私(=飼い主さん、飼い主さんご家族)さえ我慢すれば・・・」など、目の前で起きていることから逃げないでください。将来、「なんであの時頑張らなかったんだろう・・・」と後悔することになりますよ! 頑張って!
また、ひなを看護・介助していくことで、否が応でも、ひなと過ごせる、残された時間を実感するようになりました。ひなにゴハンを食べさせた時間、薬を飲ませた時間、散歩に行った時間、寝ているひなを見ていた時間・・・きっと1つ1つの時間が思い出になっていくんでしょうね。優しいひなさんは、私に心の準備時間をくれたのかもしれません。もちろん、準備期間は長ければ、長いほど良いですよ、ひなさん! まだまだ一緒にやること、一緒に行く場所、一緒に見ること、聞くこと、ありますよ!
もうすぐ15歳。まだまだ、頑張ろう! ひなが快適に過ごせるように、色々工夫していくからね😉 まだまだ楽しもうね!