皆さん、こんにちは。気温が乱高下していますが、ワンちゃん共々、体調を崩していないでしょうか? 季節の変わり目には体調を崩すワンちゃんが多いようです。“季節の変わり目”というには、ちょっと早いような気もしますが、この気温の上がり下がりが激しい時には、気をつけてあげてくださいね。
さて、今日は、先日行ったジュニアパーティーでの1コマを紹介します。本日の主役は先日1歳になったばかりのチワワのぽんたくん。パピーの頃からパーティーに良く来てくれる常連さんです。
ぽんたくんは、良くも悪くもチワワ✨な性格(笑) 愛らしくカワイイ反面、ちょっと自分の大きさや力量をわかっていないところが玉に瑕💦 ちょっとでも自分の方が強い!と思うと、相手をワンワン吠えたてたり、ちょっと歯を立ててみたり。おそらく自分はラブラドールくらいの大きさだと思っているのでは?!という態度。しかし、強い相手には「ボク、チッチャイからそんなことしちゃいけなんだよぉ~ ボクのママは強いし、ボクのことを守ってくれるんだそぉ~」という態度に🤨 ちょっとその態度はどうなの?ということで、大人な先輩犬から指導をしてもらうことにしました。
ぽんたくん
ボクはデッカイくて、ツヨイぞぉ~と
思っているような?!
THE🌟チワワ 😆
今回、先輩犬としてお呼びしたのは、きなこ先輩(シバ 7歳)。3歳下の妹シバを育てたことがあるので、ちょっと生意気?!盛りの子の対応は問題ナシ! お顔はホンワカなのですが、怒らせると怖いタイプです。そしてもう1人、ぽんたくんより数ヶ月年上のタケルくん(白柴)も、助っ人としてきてくれました。タケルくんは同居のシバ姉さんから厳しく?!指導されているので、しっかりマナーを身につけながら成長してきています。打たれ強いというか、へこたれない性格なので、シバ姉さんがちょっとイラっ💢としているとか💦 今回は、きなこ先輩を絶妙なタイミングでアシストしながら、後輩たちを指導してくれていました。
きなこ先輩に「遊べ!」と吠えたてるぽんたくん
同世代の黒シバくんが、
「ヤバくないか?」と言っているような?
まだまだ強きなぽんたくん
きなこ先輩は少々呆れ気味かな?!
しばらく放っておこうと判断したようです
その後、ぽんたくんには試練が…
今回のジュニアパーティーには、ぽんたくんの他に、同じ年代の黒シバの男の子と、トイプーの女の子が参加してくれていました。
黒シバくんとぽんたくんは、以前からライバル関係?! 会う度に吠え合っている感じ。トイプーちゃんは、うるさく吠えたててくるぽんたくんにちょっとイラつくことも。ぽんたくんはなんとかトイプーちゃんと仲良くなりたいのに、毎回、上から目線で近寄っていくので、あえなく失敗・・・という関係です。
そんな3頭ですが、今回は共通の脅威?!があったためか、いつもより仲間意識が芽生えていたようです(笑)
ライバル同士?!な2人
『自分中心に世の中が回っている』と、
お互いに思っているような?!
実は、ココまでの写真や動画の前に、既に黒シバくんは、きなこ先輩やタケル先輩から、大人の洗礼を受けていました。なので、いつもより、ちょっと引き気味😅 ぽんたくんにも少々押され気味。きなこ先輩やタケル先輩が見ているのに気づくと、「ヤバっ!」という顔をして、静かになっていました。これを見て、飼い主さんもビックリ。犬→犬の教育は速いです。
タケル先輩に「何か用?」と言われ
「ナニモアリマセン」と焦るぽんたくん
『とーちゃん、助けろ!』と心の中で
後ろのパパさんに叫んでるような(笑)
そして、この後、ぽんたくんもきなこ先輩、タケル先輩からの洗礼が! 先輩たちの名誉のために言っておきますが、決して、噛みついたり、押さえつけたり、吠えたてて追い詰めた、ということではありません。ちょっと唸った、ひと声吠えた、厳しい顔をした、そのくらいです。ただし、体や顔から表現されている威圧感はスゴイものです。まさしく、ひと睨みで黙らせる❗という感じです。
人が犬に注意をする時、説教するように長々と話しかける方や、ひたすら怒鳴りつける方もいます。しかし犬は日本語を理解しているわけではないので、長々と言われてもわかりません。また、怒鳴られても、最初は大きな音(=声)にビクッとなっても、そこに威圧感がなければ聞き流されてしまいます。
犬の言葉は吠え声もありますが、ボディーランゲージの方が重要です。私たちも犬に注意する時は、犬のわかる言葉(=ボディーランゲージ)を使って伝える方が効果大だと思いますよ。
大人の洗礼を受けた後の、ぽんたくん。セッションの最初に吠え立てていた勢いはどこへやら😅 きなこ先輩にチェックされている間の表情が、すべてを物語っているようです(笑) 動画だと一瞬で過ぎてしまうので、わかりやすい表情を抜き取ってみました。ぽんたくんの心の声と共に紹介してみます。
ワァ~きなこ先輩、キッター💦
マズイ...ママさん、どうしよう...
あっ、目が合っちゃった😱
ヤバッ! ナンカした、オレ?!
きなこ先輩、コッチ見てるんだけど...
ジッと見られるとコワッ😱
どうしよう?
こういう時はさりげなく目を逸らした方が良い?!
でもオレのプライドが…
でもぉ~ちょっとだけ目を逸らそっ🙄
あっ、きなこ先輩、下、見てる
その間にちょぉ~っとクンクンしちゃおうかなぁ~
大丈夫、大丈夫、気づかれてない😏
ヤバっ! 気づかれた!!
(「うわっ!」って、声出そうになった💦)
あの顔、もしかしてずっと気づかれてた?!
オレ、ピ~~~ンチ!
どうしよう、どうしよう💦
きなこ先輩、ガン見してるし💦💦
こういう時は、ちょっと口と目を緩めて、
「何もしてないですよぉ~」ってアピール😋
ふわぁ~ セーフ
きなこ先輩、違う方向見てる
助かったぁ😌
もう平気かな?
コッチを見ませんように🙏
1歳前後のジュニア世代の子たちは、犬生で最初の大きな壁に直面するのかもしれません。子犬時代は、大人の犬からちょっと大目に見られ、許されていることも多くあります。また、飼い主さんや他の人からはひたすら「カワイイ、カワイイ💕」と何でも許されているような?🤔 まさしく『自分中心に世の中は回っている!』と勘違いしているお年頃。それがパピーを卒業し(=6ヶ月齢頃)ジュニア世代になってくると突然、なぜか、今まで許されていたことが許されなくなってきます。コレが『ジュニアの壁』。この壁を上手に乗り越えてこそ、大人な犬へと成長していきます。
ジュニア世代の犬に対する大人の犬のたちの指導は、結構、容赦がないです。曰く、「もうパピーじゃないから犬のルールを守りなさい」という感じかな?! ハッキリしています。しかし、飼い主さんの態度はここまで厳しくもなく、曖昧な対応が多い気がします。そのため、他の犬には控え目なのに、特に飼い主さんに対してはワガママな態度になってくることも。ジュニア世代、あるあるな態度かな?!
最後にもう1コマ
はぁ~きなこ先輩、離れてくれたぁ~
良かったぁ~ 緊張したぁ…
…って、あれ?!何見てんのさっ!
オレ様はつ・つ・つよいんだぞぉ~😠
ぽんたくん、黒シバくん、そしてトイプーちゃんたちは、今、ちょうど『壁』に差し掛かってる頃かな? この壁を乗り越えるには、飼い主さんが上手に導いてあげること、マナーの良い先輩犬から指導を受け、しっかりとした “犬のルール&マナー” を学ぶことが必要です。そういった周りからの助けを借りて、立派な大人な犬へと成長し、『壁』を乗り越えていきます。
ただただ甘やかす、ただただ守る、パピーのままでいて!と無理難題を押し付ける、他の犬との会話を邪魔をする...それらはワンちゃんの成長を邪魔しているかも!ですよ。いつもの立ち位置からちょっと引いて、我が子(犬)の様子を確認してみてください。もしかすると、自分(=飼い主)が、我が子の成長を妨害し、困った行動をさせているのかもしれませんよ。気をつけて!