こんにちは。やっと暑い夏が終わりを迎えてきたでしょうか?! ちょっとずつ、秋の空気に変わってきましたね。毎日のお散歩も、色んな意味で楽になってきたでしょうか? 先日、ひなさんと一緒に、都会のオアシス?!に散歩に行ってきました。歩くのが少々大変でしたが、涼んできましたよ。その報告は、また後日...
今日の報告は、「いぬのきもち」10月号のお知らせです。『 “おとな犬”の困りごと TOP5 』(ベテランさん)の監修をさせていただきました。子犬の頃はあまり気にならなかった、もしくはカワイイと感じていた行動も、成犬になった途端に気になり始めたり、『いい加減にして!』と思ったり...『コレは問題だ!』となってきたことってありますよね。今回はそういった “おとな犬” のお悩みTOP5について、理由と対策方法を提案してみました。
初参加のもこみちくん
吠えてくれるのを期待していたら、
良い意味で予想を裏切ってくれました(笑)
最近、吠えの問題を乗り越えつつある
もこみちくんです👏
“おとな犬”の悩みごとTOP5の中の3つは、『吠え』に関わる悩みごと。チャイム吠え、物音への吠え、おねだり吠え... 「ウチの子も!」と思っている方は多いのでは?!
実際、吠えの問題は、パピー ~ アダルト、シニア世代まで、多くの飼い主さんから相談されます。どのタイプの吠えの問題でも、まず飼い主さんに聞く質問は、「静かにしていることは良いことだよ!と、教えたことがありますか?」、「犬がを吠えている時、自分はどんな行動をしていますか?」そして、特にチャイムや物音に対する吠えの問題の場合は、「“飼い主さんが望んでいる行動” を教えたことがありますか?」ということです。さて、皆さんはどうでしょうか?
犬が吠えるのは自然な行動です。なので、吠えをゼロにすることは無理です。でも、ある程度の吠えのコントロールは必要なことです。知ってますか? 犬同士の中でも “ムダ吠え” は、マナー違反。よく見ていると、先輩犬から怒られたり、周囲の犬たちから無視されたり、かなりキビシイ対応を取られています。逆に、一緒に吠える対応をしているのは、飼い主さんだけかもしれませんね😓
お姉さぁ~ん、次は何するのかな?!
コレでOKですか?!
ノリノリで撮影に参加してくれた、もこみちくん
「もこみちさん! 出番です!」
「了解ぃ~~~」 ダッシュ!
吠えの対応の基本は、『無視』をすること。でもそれは「できない!」と、答える方が多いです。理由の一番は『ご近所迷惑になるから』。でも、よく考えてみてください。ある程度短期間(※ 飼い主さんが今までどう対応していたか、今後の対応の仕方で期間は違います)でしっかり対応して、吠える音量、頻度を減少させるか、もしくは、場当たり的な対応をしながら10数年過ごすか、どちらがご近所迷惑になるのでしょうか?(もちろん、どちらの場合もご近所対応は必須です!) もしかすると、飼い主さんの対応が、ワンちゃんを吠えさせている可能性もありますよ。一度、ワンちゃんの吠えにイライラするのではなく、その時の自分の行動を振り返ってみてください。そこに解決のヒントがあるかもしれませんよ。
吠えるに対応する方法のもう1つは、「静かにする」ことを教えること。きっと「教えてます! でも、ウチの子はデキないんです!」と言われる方が多いのでは? 『コマンドを言うこと』と、『教えたこと』は違います。飼い主さんが『教えたこと』と、『犬が理解したこと』もまた違います。それを一致させるには、『犬が静かにしている時に、“静か”という意味のコマンドを伝えて、褒める』。これが教えるということです。静かにしている時でないと、“静かに” のコマンドは理解できません。理解していないのに、吠えている時に「静かにしろ!」と叫べば、それは犬には “吠えろ” という意味に伝わります。犬は言葉の意味を理解しているわけではありません。そこを勘違いしないようにしてください。
今回唯一、撮影経験者のちろるくん
今回も、良い仕事をしてくれました👍
次にあがっていたのは、『言うことを聞いてくれない』ということ。ジュニア世代の “反抗期” ということではなく、ある程度年齢が上がってきた、経験値を積んだワンちゃんから聞くお悩みです。ワンちゃんたちから、飼い主さんの指示に従わなくてもなんとかなるし、オヤツのGET方法は他にもあるし!と、思われているのかも。
また、ウチのひなさんもそうですが、ある程度年をとってくると、感覚機能が衰えてきます。今までは聞こえていた、視野に入っていたことも、聞き取りづらくなってきたり、見えにくくなってきていることも。シニア世代でこういった悩みが出てきたら、目の前で、しっかり目線を合わせて指示をしてあげたり、ハンドシグナルを多用してあげると良いでしょう。
「まだ、見えているし、聞こえていると思う」、ということであれば、飼い主さんのマンネリな対応が原因かも。同じコマンドであっても、ハンドシグナルだけ、声だけ、他のコマンドを教えてみる・・・など、ワンちゃんの頭に新しい刺激を与えてあげてください。それが、老化防止、健康維持に繋がっていきますよ。
超マイペースなちろるくん
マイペースっぷりが、撮影内容とピッタリ👍
良い表情が撮れました😆
淡々と着実に撮影を進めていくちろるくん
さすがです!👏
暑い中、頑張ってやって来てくれた小次郎くん
いつも友達の柴犬姉妹に押され気味な控えめ男子
今回は1人だったので、気ままに動けたかな?!
最後にあげるのは、『ほかの犬と仲よくできない』というお悩み。密かに気にしている飼い主さんが多いのかな? しかし、このお悩み、問題と思っているのは飼主さんだけかもしれませんよ。
犬は成長と共に、自分の好みが定まってきます。好みが定まれば、嫌いなタイプとは自然に距離を置くようになってきます。これが争いを避けるコツなのかもしれませんね。それを無視して、飼い主さんが無理に近づけようとすれば、“問題” が起きるわけです。すべての原因とは言えませんが、飼い主さんの思い込みだけで、我が子(犬)の友達を決めてしまうと、我が子からの反発が起きるかもしれませんよ。
まずは、しっかり我が子のタイプを確認してみましょう! その過程も、ワンLifeの醍醐味です😉 ちなみにウチのひなさんは、落ち着いている、包容力?!のある、白か白黒の紳士的なオス犬が好きです(笑) 守備範囲が狭すぎ💦💦💦 皆さんも、我が子の好みがどういうタイプかリサーチしてみてくださいね。なかなか楽しいですよ。
余談で、撮影での一コマ。
ちろるくんと小次郎くんは、当日は初対面。ちょうどちろるくんの撮影が終わった頃に小次郎くんが到着して、ご対面となりました。
ちろるくんは床のニオイを確認中
さりげなくクンクンする小次郎くん
気づいて怒るちろるくん
ちょっとビックリした小次郎くん💦
ムッとするちろるくん
やや緊張して固まる小次郎くん
さて、2人の仲は?(笑)
…可もなく、不可もなく、近くにいる分には問題ナシ。
「ボクのオシリに近づくな!」というのが、ちろるくんの言い分。「失礼いしました。わかりました。」と答えた小次郎くん。その後、何事もなく2人はその場にいたのでした😉
犬にも守らなければいけないマナーがあります。それを守っていれば、大きな争いにはならない・・・かな?!
最後に、暑い中、撮影に参加してくれた、もこみちくん、ちろるくん、小次郎くん、そして飼い主さんたち、ご協力ありがとうございました。おかげで良い写真が撮れました! 感謝です